便秘対策

ヨーグルトの食物繊維

 

「ヨーグルトの底力 乳酸菌がつくる“食物繊維”に脚光」という記事の中で、EPSという乳酸菌が作るネバネバ成分が健康に良いと紹介されていました。
 

「乳酸菌を含むヨーグルトを食べることで、老化を促す腸の腐敗菌の増加を抑えることができる」
-ノーベル生理学・医学賞学者イリア・メチニコフの「ヨーグルト不老長寿説」

 

乳酸菌がつくるEPS

EPSとは菌体外多糖のことで Extracellular Polysaccharide の略です。

  • 腸管免疫を刺激する
  • 善玉菌を増やす

といったプレバイオティクスの性質を持つ可能性があると考えられています。このEPSは強い粘性を生み出すため、EPSが含まれるヨーグルトはネバネバしています。
 

EPSは乳酸菌がつくる食物繊維

粘り成分EPS

出展:カスピ海ヨーグルト研究会
 

EPSは単糖が集まったものだが、消化吸収されやすいショ糖類やデンプンと違って難消化性のため、小腸で酵素分解されず大腸まで行く。つまり、食物繊維のように働くのだ。斎藤教授は「EPSを“乳酸菌がつくる食物繊維”と呼んでもいいのでは」という。
記事本文より引用

 

EPS入のヨーグルトでインフルエンザが減った

この成分についての研究報告は1990年代からあったが、注目を浴びるきっかけになったのは、「佐賀県有田町の小中学生がヨーグルトを半年間継続して食べたら、インフルエンザの累積罹患率が低かった」という研究を報じた2012年1月のテレビ番組だろう。
記事本文より引用

 

その他、EPSの効果として

  • 成人女性での便通改善
  • 腸内でのビフィズス菌の増加
  • マウスでインフルエンザ感染後の生存率改善
  • マウスで大腸炎の症状緩和

といった報告もあります。
 

クレモリス菌はEPSをよく産生する菌

現在日本で市販されているヨーグルトに利用されている乳酸菌のなかで、クレモリス菌はEPSをよく産生する菌のようだ。-記事本文より引用

 

このクレモリス禁を使ったヨーグルトとしては、カスピ海ヨーグルトが有名です。

 

また、フィンランドでの国民的ヨーグルトに、カスピ海ヨーグルトのようにクレモリス菌を使った「ヴィリ(villi)」というヨーグルトがあります。

「北欧でフィンランドの大腸がん罹患率が低い一因に、このヨーグルトの寄与があるのではないかと考えた」-記事本文より引用

 

がんを移植したマウスに、EPSを産生するヴィリのクレモリス菌KVS20株を与える実験を行うと、腫瘍の増殖が抑制され、マウスの生存日数が伸びた。そしてその作用は、体内に侵入した異物を食べる白血球の一種マクロファージの活性を高めたためではないかとしている-記事本文より引用

 

このネバネバヨーグルトに入っているESPは、腸内環境の改善効果は便通に良いだけでなく、病気に打ち勝つ力もサポートしてくれるという研究報告でした。
 

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